県営公園等県有施設へのドッグランの整備拡大について

Q.橋詰昌児 議員(公明)

近年、ペットを飼っている方は大勢いらっしゃいます。少子高齢化社会にあって、ペットは家族の一員として生活に潤いや安らぎを与え、また、アニマルセラピーなどの役割は、今後更に社会的にも重要視されてくると思われます。しかし、屋外の散歩は大抵リードを付けたままで、「たまにはペットを伸び伸びと思い切り走らせたい」との声を多く聞くところであります。
御存じのとおり、ドッグランではペットを思い切り遊ばせることができ、飼い主とペットとのコミュニケーションの場でもあり、他のペットとの出会いの場でもあります。また、公園内での放し飼いやノーリード等による犬をめぐるトラブルの減少も期待されます。さらに、ペットの日頃のストレス発散のためにも、設置要望の声を非常に多くいただいております。
現在、県内で運営されているドッグランは54か所あり、そのうち県が設置するドッグランは、川越公園と所沢航空記念公園の2か所と伺っております。多くの皆様に利用され、大変に好評であると伺っております。県営公園への更なる設置をすべきと考えますが、都市整備部長の見解を伺います。
また、県民健康福祉村へのドッグランの設置要望も多く頂戴しておりますが、この件については保健医療部長の答弁を求めます。

A.村田暁俊 都市整備部長

ペットと暮らす方の増加に伴い、ペットを自由にかつ安全に遊ばせることができるドッグランへの期待が高まっています。
議員お話しの2つの県営公園については、公園の利用状況や周辺環境など一定の条件が整ったためドッグランを設置しました。
公園内での放し飼いなど犬をめぐる事故やトラブルが減少し、一定の効果が出ています。
一方で、スタッフが不在の場合、排せつ物の放置や大型犬エリアに小型犬を入れてしまうなど、利用者のマナー違反が発生する問題も起きています。
現在は、指定管理者が利用者に呼びかけを行うほか、ボランティアによる清掃などの工夫で対応していますが、解決には至っていません。
新たな公共の空間を整備した際は、利用者がお互いに安心かつ快適に御利用いただく環境となるまで改善していく必要がございます。
このため、現時点では、設置済みの公園の課題に対処することが先決であると考えております。
その上で、利用上のルールやスタッフの確保など運営に必要な基本的な考え方を整理し、新たなドッグランの設置の可能性について検討してまいります。

A.山崎達也 保健医療部長

県民健康福祉村へのドッグランの設置について、お答えを申し上げます。
県民健康福祉村は、県民の健康の保持及び増進を図るために各種運動施設等を整備し、運動や休養の場、健康づくりについての学習の機会を提供するという趣旨で作られたものです。
施設内は、西側は野鳥も訪れる修景池、東側は小さな子どもたちが集う冒険広場、中央には各種運動施設や憩いの場である大芝生広場等がバランスよく配置され、県民に快適にご利用いただいております。
ドッグランを整備するには、その機能を十分に果たすための一定の広さが必要になりますが、こうしたバランスを維持しながらドッグランを設置するだけの広さを確保することは困難な状況と考えます。
今後も県民の健康づくりの拠点としての機能を果たせるような施設運営を行ってまいります。

上記質問・答弁は速報版です。
上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

定例会

PAGETOP
Copyright © 埼玉県議会公明党議員団 All Rights Reserved.
Powered by WordPress & BizVektor Theme by Vektor,Inc. technology.