「埼玉県150周年、県民に希望を発信しよう」について

Q.蒲生徳明 議員(公明)

明年は廃藩置県で埼玉県が誕生し150周年を迎えます。大変喜ばしいことですが、現在の社会情勢は、一面、決して明るいとは言えません。新型コロナウイルスの感染が広がる中、感染拡大の話とともに、感染者やその家族に対する差別や誹謗中傷、また倒産や失業など暗いニュースが絶えません。世の中はどちらかというとネガティブな情報、攻撃的な情報ばかりが目立っています。コロナ禍で家にいることの多い昨今、連日、テレビ等でそんな情報ばかりと接していると、心も沈む一方です。
しかし、地域現場を歩くと、力を合わせてコロナ危機に立ち向かう会社や、夢や希望を抱いてチャレンジする人、元気な家族と出会います。本当に勇気づけられます。そこには笑顔があり、感謝があり、「ありがとう」という言葉があふれています。ある作家が、「『ありがとう』は奇跡の言葉だ。口に出せば元気が出る。耳に入れば勇気が湧く。『ありがとう』の中には、相手への敬意と人生に対する大いなる肯定がある。前向きの楽観主義がある。強さがある」とつづっていました。
私は、埼玉県150周年を迎えるに当たり、議員である私は当然ですが、改めて県職員が「ありがとう」の心で県民への感謝からスタートしなければと感じました。
そこで、県内の地域現場で頑張る、本当は誰よりも感謝されるべき人たちをクローズアップし、県民に元気を届けられる話題として広く動画等で発信してはいかがでしょうか。埼玉県には、そして自分の地域にも、こんなに頑張っている人がいるんだと、県民に希望ある、ポジティブな話題を届けることができます。ネガティブではなくポジティブ、県民の笑顔、「ありがとう」の言葉があふれる地域、こんな感じでしょうか。
私は、埼玉県が日本一元気な中で迎える150周年であってほしいと願っています。そこで、県民に希望を与えるために、埼玉150周年記念事業をどう進めるのかを県民生活部長に伺います。
 

A.山野均 県民生活部長

埼玉150周年記念事業は、県民の間に未来の埼玉づくりへの気運を高めていただく事業として実施いたします。
コロナ禍により社会に閉塞感が漂う中、県民に笑顔と希望を取り戻していただくため、この記念事業の役割は更に高まったと認識しております。
この事業では、全ての県民が埼玉を再認識し、その魅力を県内外に伝え、未来につないでいく「知る」「祝う」「伝える」の3つのコンセプトで展開いたします。
本年7月31日からは特設WEBサイトを開設し、県民一人一人の多彩なカラーで埼玉を明るく彩りたいとの思いを込めて、このサイトをカラフルと命名いたしました。
このサイトでは、地域で頑張る人たちの笑顔や思いを動画にのせて発信し、多くの方に元気と勇気を届けてまいります。
また、150周年のロゴやキャッチコピーを公募、決定して県民の気運を高めながら、来る11月14日の県民の日には1年前イベントを開催いたします。
明るい笑顔と希望にあふれる150周年を迎えられるよう、県民に元気を届ける取組を、ありがとうの気持ちを込めてしっかりと進めてまいります。
 
 
上記質問・答弁は速報版です。
上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

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