Q.権守幸男 議員(公明)
風水害が年々頻発化、激甚化しています。全国各地でバックウォーター現象など集中豪雨に伴う特有な事態により、甚大な被害が発生しています。本県は、河川整備計画を基に河川改修を推進しておりますが、河川整備には莫大な費用と大変な時間がかかります。そのため、事前防災対策の観点から、本県が現在取り組む川底の堆積した土砂等の除去や樹木伐採を行う浚渫事業は、被害を軽減する上で大変重要であると考えます。
本県は、今年度から5年間、国の緊急浚渫推進事業を活用し、氾濫による人家への影響など優先度が高い箇所から順次浚渫を行うこととしています。
そこで、春日部市内の大落古利根川等における浚渫事業の実施予定について、県土整備部長にお聞きします。
A.中村一之 県土整備部長
近年、大規模な浸水被害が相次ぐ中、河道に堆積した土砂の撤去や樹木を伐採し、流下能力を確保する浚渫事業は重要と考えております。
春日部市内では、令和2年度から3河川で緊急浚渫推進事業に着手いたします。
大落古利根川では古隅田川との合流点付近360メートル区間において、また、倉松川では中川と合流する最下流部の100メートル区間において、土砂撤去を実施してまいります。
会之堀川では、市街地の800メートル区間において土砂撤去を計画しておりますが、工事用搬入路の確保などに課題があるため、まずは、設計を行うための現況測量を進めてまいります。
今後も、定期的な点検により土砂の堆積状況などを把握し、必要に応じて浚渫などを行い、適切な河川の維持管理に努めてまいります。
上記質問・答弁は速報版です。
上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。