Q.橋詰昌児 議員(公明)
本年9月、民間企業が発表した街の幸福度ランキング2022で、越谷レイクタウンがV2を達成したとの記事がありました。越谷レイクタウンは、巨大ショッピングセンター「イオンレイクタウン」と大相模調節池の水辺空間が融合し、人口増加が続く地域であることが評価されたようです。
この大相模調節池は、独立行政法人都市再生機構が施行した土地区画整理事業の一環として整備され、北側を流れる一級河川元荒川の洪水調節機能も担っています。大相模調節池の水辺では、住民、事業者、団体等が交流し、さらに、市外からの観光客も訪れることで、地域経済の活性化を期待する声は高まっています。
一方で、私のところには、その水が臭い、ユスリカが発生し、蚊柱になっているとの苦情も寄せられています。私は、大相模調節池の水質管理に対し、住民の皆様が安心できる仕組みとして、例えば、BOD表示盤のようなものを現地に設置するのも良いと考えます。
さて、越谷市は、民間事業者と連携して良好な水辺環境を創造する県の「水辺deベンチャーチャレンジ」に大相模調節池を申請し、候補箇所に登録されたと聞いております。私は、大相模調節池の「水辺deベンチャーチャレンジ」については、地域経済や環境に配慮した視点を持って進めることが大切だと思います。
そこで、越谷レイクタウンの魅力ある水辺空間の創出についてどのように進めていくのか、県土整備部長に伺います。
A.北田健夫 県土整備部長
越谷レイクタウンにある大相模調節池は、年間5,000万人が訪れる大型ショッピングモールに隣接し、県内でも利活用のポテンシャルがもっとも高い水辺空間の一つです。
「水辺deベンチャーチャレンジ」は、県、地元市、地域住民、民間事業者等が連携し、環境、社会、経済の3側面で地域の賑わいづくりに取り組むこととしています。
大相模調節池については、令和3年12月に越谷市が申請し、令和4年1月に県が事業候補地に登録しました。
これを受けて、越谷市は地域と連携して水辺空間を活用したい民間事業者を公募し、令和4年6月にともに進めるパートナーとしてイオンモール株式会社を決定しました。
事業者からは、水辺に張り出すデッキと一体の商業施設整備や環境への意識を高めるイベント開催などの御提案をいただいております。
今後は、県、越谷市、地域住民等による協議会において、民間事業者の提案に加え、水質など環境への視点も含めた地域の声を反映し、利活用計画を策定します。
その後、利活用計画に基づき、県は河川管理施設、民間事業者は商業施設の設計や工事を進めます。
引き続き、地元越谷市、地域住民、民間事業者等と連携して、越谷レイクタウンの魅力ある水辺空間の創出に努めてまいります。
上記質問・答弁は速報版です。
上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。