週末里親・季節里親制度の創設について

Q.橋詰昌児 議員(公明)

私は昨年、9月定例会一般質問で、里親の更なる周知、育成について質問するなど、公明党県議団としてこれまで社会的養育について取り上げ、推進してまいりました。里親の育成支援として、我が党の権守議員が提案していた里親と子供のマッチングに要する交通費への補助が本年度から実施されたことに対し、執行部の皆様に感謝を申し上げます。
さて、児童虐待などの理由で保護が必要な子供の数が増えています。特に、コロナ禍で児童虐待も増加傾向であり、より多くの方に里親になっていただくとともに、里親制度の理解を更に拡充する必要があると考えます。
今回、この質問をするに当たり、日高市の乳児院や越谷児童相談所を訪問させていただきました。乳児院ではすやすやと休んでいる乳児や、くったくのない笑顔の乳児と触れ合う中で、でもそのそばに両親がいないことに寂しさのような不思議な気持ちになりました。家庭的な環境の中で成長でき、愛着を形成しやすい里親制度の重要性を再認識いたしました。
先日、埼玉県里親会の皆様との意見交換の中で、児童養護施設に入所している児童を週末や夏休みなど期間限定で家庭に招き実際の家庭生活の体験や触れ合いの場を設けることが、児童にとってかけがえのない経験になる、また未委託里親にとってもスキル向上につながると、週末里親・季節里親についての御要望をいただきました。同様の制度は東京都や神奈川県などで実施され、非常に好評だと伺っております。
この体験をされた期間里親さんからは、受け入れる里子はふだんの生活の場が児童養護施設なので集団の規則で縛られていることも多く、与えられることに慣れてしまい、実の子と比べて自らの意思表示が少ないと感じていました。ですから、こちらから指示はせずに見守ること、彼が言い出すまで待つことを心掛けていました。そのうち自分の意見を持つようになり、彼が自ら施設で同室のお友達に里親を付けてもらったらと提案したそうです。びっくりして、とてもうれしかったことを覚えていますと、期間里親の効果についてお話をいただきました。
本県としても、週末里親・季節里親制度を創設すべきと考えますが、福祉部長の答弁を求めます。
 

A.山崎達也 福祉部長

議員お話しのとおり、この制度は施設で生活する児童が家族の団らんや家事の手伝いなど家庭生活を体験するとともに、特定の大人との信頼関係を形成することができ、健やかな心身の成長につながるものです。
また、委託を受けたことがない里親が短期間であっても里親としての体験ができ、その後の里親委託に役立つものと考えます。
現在、県内22の児童養護施設のうち12施設が独自に週末里親・季節里親を実施しています。 
実施している施設からは、「多くの里親の情報が欲しい」、「施設と里親との信頼関係づくりには時間がかかる」、「実親の承諾を得るには児童相談所の協力が必要」などの意見がございます。
県が週末里親・季節里親制度に取り組むことにより、こうしたニーズや課題に対応することが可能となります。
今後、県では施設や里親の皆様の御意見を伺いながら週末里親・季節里親制度の具体的な進め方について検討してまいります。
 
 
上記質問・答弁は速報版です。
上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

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