Q.権守幸男 議員(公明)
国が昨年12月17日に事業認可の告示をしたことを受け、本県は今年1月、費用負担や事業の役割分担等を決める施行協定を東武鉄道と結びました。知事は、期成同盟会が今年7月に行った要望の席上、「今後とも埼玉県としては、市、東武鉄道と一体となって着実に事業を推進させる」と、大変力強いコメントを残されています。
これからは用地取得が工事着工前の大きな山場です。本県では、この春3月に予定していた対象者向け説明会を新型コロナウイルス感染症により、やむなく中止にし、緊急事態宣言以降も交渉しづらい状況が続いたと伺っております。
そこで、現在の進捗状況と今後の見通しについて、県土整備部長にお聞きします。
A.中村一之 県土整備部長
この事業は、春日部駅付近の東武鉄道伊勢崎線と野田線の約2.9キロメートルを高架化する事業で、東武鉄道が輸送能力の改善を併せて行うことで、県東部の広域的な発展にも寄与する事業です。
この事業の進め方は、現在の線路の東側に仮の線路を設置し、その後、現在の線路を撤去し、高架橋を建設いたします。
現在の進捗状況でございますが、令和元年度に用地測量を実施し、緊急事態宣言解除後の令和2年6月から、権利者へ事業概要や用地補償の仕組みを個別に説明してまいりました。
現在、先行工事となる仮の線路の設置に必要な用地に係る物件調査を実施しております。
今後も、地元の皆様の御理解と御協力をいただきながら用地取得に努め、事業を推進してまいります。
上記質問・答弁は速報版です。
上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。