原市沼調節池の整備について

Q.石渡豊 議員(公明)

私の地元伊奈町から御要望をいただいております。まず、道路ですが、町の中央部を貫く大動脈が都市計画道路伊奈中央線となります。この一部の区間が県道蓮田鴻巣線のバイパスであり、圏央道へのアクセスが便利になることから、一日も早い開通が望まれております。このバイパス整備については、平成30年2月定例会で一般質問させていただきました。本県においては鋭意事業推進をしていただいており、引き続きの全力投球を県土整備部長、よろしくお願いいたします。
バラのまちで有名な伊奈町には、江戸の繁栄や庶民の暮らしを支えるため、治水、土木や新田開発を行った伊奈備前守忠次がおりました。町として忠次公の屋敷跡を観光資源とし、伊奈町千本桜の散策路整備など町民の力を結集してのまちづくりが進められております。
そして散策路整備のすぐ近くには、本県の原市沼調節池事業があります。近年は、平成30年7月の西日本豪雨など全国各地で豪雨被害が頻発している状況です。早期に稼働や調節孔の整備効果を発揮させ、流域の治水安全度を高めていくことが重要であると考えます。現在、伊奈町と上尾市の境を流れる一級河川原市沼川では、県において調節池整備が進められているところです。
そこで、原市沼調節池の整備について、現在の進捗状況と今後の見通しについて、県土整備部長の御所見をお伺いいたします。
 

A.中村一之 県土整備部長

原市沼調節池は一級河川原市沼川の洪水を一時的に貯留する五つの池からなる計画調節容量60万8,000立方メートルの調節池でございます。
現在の進捗状況は用地買収率が96%、工事進捗率が42%であり、暫定的に供用開始した1カ所を含め合計4カ所の池が完成しています。
これまでに、平成27年9月の関東・東北豪雨などを含め延べ6回の洪水を貯留し、浸水被害の軽減に効果を発揮しているところです。
令和元年度は残る1カ所の上の池調節池の用地買収を進めるとともに、掘削工事に着手してまいります。
また、「防災・減災、国土強靭化のための3か年緊急対策」の一環として、供用済みの調節池に洪水が流入しやすくなるように上流で土砂掘削や樹木伐採を実施しております。
引き続き、残る用地の取得と工事を推進し、地域の治水安全度を高めるため、原市沼調節池の早期完成に努めてまいります。
 
 
上記質問・答弁は速報版です。
上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

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