県民にとって利便性の高い行政サービスの提供について – 道路等修繕システムの導入について

Q.橋詰昌児議員(公明)

この仕組みは、道路の不具合などについてスマートフォンやパソコンから手軽に通報できるものです。このサービスは、道路の損傷等を発見したとき、24時間、365日いつでも通報ができ、詳細な住所が分からなくても、スマートフォンなどで撮影した写真データに位置情報を添付すれば、位置を把握し、速やかに対応できるものです。電話で通報する場合は言葉で説明しなければなりませんが、このサービスを使えば写真や位置情報を送れるので、細かい説明が不要で手軽に行えます。また、利用者登録をせずに通報することも可能ですが、最初に利用者登録を行えば次回から連絡先等の入力事項が省略できます。
私の地元越谷市では、平成29年から導入し、200件以上の実績があると伺っております。今年度からは、公園の設備についても利用できるようになり、多くの皆様から喜ばれております。
そこで、県の電子申請サービスでもこのような仕組みを導入すれば、県民の安心・安全、また利便性の向上も図られると思いますが、いかがでしょうか、県土整備部長の答弁を求めます。
 

A.中村一之 県土整備部長

現在、県が管理する約2,800キロメートルの道路につきましては、道路パトロールカーによる日常的な巡視を行い、年間約4万件の損傷箇所を発見しており、可能な限りその場で修繕をしています。
また、県民の皆様から年間約1万3,000件の修繕等に関する情報を直接受け、また国土交通省の「道路緊急ダイヤル」や県と協定を結んだ企業からの情報も受け、現場確認、修繕等を行っております。
これに加え、夜間や休日には、各県土整備事務所の職員が連絡を受ける体制を整え、限られた職員や予算の中で、24時間、365日、道路の安全確保に努めております。
議員御提案の「道路等修繕システム」については、越谷市をはじめ県内でも導入している市町村があります。
このシステムでは位置情報が付された写真データにより、損傷箇所や損傷状況がより明確になるメリットがございます。
現在、県民の皆様から電話等で寄せられる情報が、このシステムにより補完され、対応の効率化が図られることも想定されます。
一方で、運用に際しては県管理道路に限らず、国道や市町村道に関する多くの情報が寄せられることが想定されるため、情報を選別し、道路管理者に正確に伝えるための仕組みづくりや体制づくりなどが必要でございます。
このため、今後は、先進的な事例の研究や課題の整理を行い、システム導入の可能性について検討を進めてまいります。
 
 
上記質問・答弁は速報版です。
上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

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