Q.安藤友貴議員(公明)
保谷朝霞線は、国道254号線から都県境まで新座市内を南北に縦断する重要な路線です。現在、新座市内では、保谷朝霞線と並行する県道保谷志木線やさいたま東村山線の水道道路などに交通が集中し、慢性的な渋滞が発生しています。また、都県境付近では幹線道路の整備が十分とは言えず、生活道路の通過車両の流入が課題となっています。さらに昨今、大規模災害への備えが強く求められており、防災上も避難、救護支援物質の輸送に用いる緊急輸送道路及び避難路の整備は急務であります。
一方、保谷朝霞線が接続する東京都内の都市計画道路調布保谷線は、既に平成27年に全線が開通し、神奈川県までをつなぐ広域的な幹線道路網が形成されております。保谷朝霞線は、こうした地域の課題や解消、発展につながり、新座市のまちづくりには必要不可欠な道路であることは言うまでもありません。
昨年9月には、地元住民に対し都市計画道路変更素案説明会が開催されるなど、着実に都市計画の手続が進められております。住民の皆様より「いつ整備が始まるのか」などと、期待の声が多く寄せられております。どのように進めていくのか、県土整備部長にお聞きいたします。
A.中村一之 県土整備部長
保谷朝霞線は、都県境から国道254号に至る延長約4.4キロメートルの都市計画道路であり、新座市内で慢性的な渋滞が発生している県道保谷志木線のバイパスとなる路線です。
この路線は都県をつなぐ重要な幹線道路であり、都内区間の調布保谷線は平成27年に全線を供用開始しています。
そこで、県では都県境から産業道路までの1,740メートル区間を先行して整備するため、都市計画変更の手続きを進めております。
都市計画変更に当たっては、地元新座市と連携しながら、これまでに6回の地元説明会を行うとともに、令和元年11月に都市計画の公告・縦覧などを進めてきたところです。
この道路の整備につきましては、都市計画の変更手続きが完了した後、国からの事業認可を速やかに取得し、事業の推進に取り組んでまいります。
上記質問・答弁は速報版です。
上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。