部活動の在り方について – 部活動の強制加入について

Q.蒲生徳明 議員(公明)

現在、部活動は、学習指導要領で、「生徒の自主的、自発的な参加で行われる」と明記され、参加については任意となっています。しかし、平成29年度スポーツ庁の調査によると、30%程度の公立中学校で加入率が100%との実態が報告されています。
そこで、平成30年3月にスポーツ庁、12月に文化庁がそれぞれ運動部活動、文化部活動の在り方に関する総合的なガイドラインを策定し、「部活動は、生徒の自主的、自発的な参加により行われ、合理的でかつ効率的、効果的に取り組むよう」と記載されました。
先日、「部活動の加入はあくまで任意であることが県内中学校の教員や生徒保護者まで十分浸透していない」という声が、一部団体当事者から我が団に寄せられました。指摘を受け、教育委員会に確認したところ、さいたま市を除く公立中学校で約9割の生徒が部活動に加入し、およそ27%の公立中学校で加入率が100%となっている事実が確認されました。生徒に自主的、自発的な参加であることを周知された上で加入率が高いのならよいのですが、相談のあった強制しているような事例があれば、速やかに改善する必要があります。
そこで、中学校で部活動への加入が任意であることを生徒やその保護者、教職員、地域住民等に改めて広く周知する必要があると考えますが、教育長の御所見を伺います。

A.高田直芳 教育長

議員お話のとおり、部活動は学習指導要領において、生徒の自主的・自発的な参加により行われる旨が明記されています。
県では、平成30年に国が策定した「運動部活動・文化部活動の在り方に関する総合的なガイドライン」を踏まえ、部活動は生徒の自主的、自発的な参加により行うよう明記した「埼玉県の部活動の在り方に関する方針」を策定しています。
この方針を市町村教育委員会や県立学校に示し、これまで教職員の会議など様々な機会を捉えて、繰り返し周知してまいりました。
今後は、中学校1年生及び保護者を対象にした部活動に関するリーフレットを新たに作成し、中学校入学時に配布するとともに、県のホームページに掲載するなどにより、地域を含め幅広く周知を図ってまいります。

上記質問・答弁は速報版です。
上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。

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