県立高校の「電子図書館」の拡充について

Q.橋詰昌児 議員(公明)

新型コロナウイルスの感染拡大によって、人々の生活様式は大きく変わりました。自粛生活を余儀なくされ、読書を再開した人も少なくないのではないでしょうか。活字離れ、読書離れと言われて久しい現代にあって、出版物の売上げが増加傾向にあるとの報道がありました。特に電子書籍が大幅な伸びを見せているとのことであります。
電子書籍は、専用の情報端末をはじめ、パソコン、タブレット端末、スマートフォンといった電子機器の画面で読み、インターネットを通していつでも読むことができ、何度でも読み返すこともできます。図書館運営でも多くのメリットがあると思います。このコロナ禍で利用者が来館することなく蔵書の利用が可能なことや24時間、365日利用が可能なこと、蔵書の紛失や汚損も防げ、貸出期間が終了すれば利用者はその電子書籍を読めなくなるため、返却の遅延もなくなるなどです。
学校教育の現場でも、以前から一部ですが、児童生徒が手元の情報端末で電子書籍を読むことができる電子図書館を導入する動きが出てきています。埼玉県の県立高校でも、昨年度に八潮高校が導入しています。公明党県議団で11月5日、八潮高校に訪問し、導入の経緯などを伺ってきました。八潮高校では、一人2冊を2週間まで借りることができます。学校独自の取組として、ガイドブックなどの貸出しを行うことで、修学旅行に向けた生徒の資料作成にも非常に有益とのことです。また、電子書籍を利用し、視覚的にアプローチできる学習活動も展開されています。さらに、電子書籍を導入したことで、ふだんは本に興味を持っていない生徒も本に触れることができるようになったと伺いました。何より、司書さんの一人でも多くの生徒に読書に親しんでもらい、本を読ませたいとの熱意に感銘いたしました。
電子書籍を導入する学校を増やすことで、スケールメリットも期待されると考えます。決して紙の蔵書を否定するものではありませんが、この電子図書館の導入をほかの県立高校へも拡充すべきと考えますが、教育長の見解をお示しください。
 

A.高田直芳 教育長

電子図書館は、専門業者と契約し、電子書籍を利用者に一定期間貸し出すもので、図書館へ行かなくても書籍を借りることができ、また、時間を気にせず利用が可能であることなどのメリットがございます。
加えて、電子書籍を活用することで、普段本に興味をもっていない生徒が、本に触れるきっかけとなることも期待できます。
その一方で、システムの利用には毎年一定程度の経費が必要となり、また、場合によっては電子書籍が紙の書籍よりも値段が高くなることや、契約期間終了後は書籍を読むことができないなどの課題もございます。
議員御提案の電子図書館を他の県立高校へ拡充することにつきましては、電子書籍のメリットや課題、スケールメリットが働くかどうかなどを研究し、導入の可能性について検討してまいります。
今後とも、生徒が読書を通じて幅広い知識や教養を身に付け、豊かな感性や情緒を養うことができるよう、学校図書館の充実に取り組んでまいります。
 
 
上記質問・答弁は速報版です。
上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

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