運転免許証の更新手続時の講習

Q.権守幸男 議員(公明)

「車が横断歩道で止まってくれません」、地域住民から横断歩道を渡る際に怖くて危険であると、不安の声を多くの方からいただいております。歩行者は車の通行が途切れるときに渡っているのが実情です。
日本自動車連盟(JAF)が令和元年10月に公表した、信号機のない横断歩道での歩行者がいる場合に車が一時停止するかどうかの調査によると、本県の停止率は11.6%で全国第31位、全国平均17.1%を大きく下回っています。
このような実態を改善するためには、ドライバーに対する周知を図ることが重要ですが、私は、運転免許証を更新するときに受講する講習の機会を利用していただきたいと考えます。運転免許証の更新者は、毎年約100万人程度、これは運転免許証保有者のうち約2割に当たる人数です。更新希望者が3年ないし5年に一度、必ず講習を受講しなければならないもので、県内のドライバーに対して周知を図る上で極めて有効であると考えます。
講習を行う指導員が実施するに当たり、横断歩道での歩行者優先・停止に関することをしっかりと内容に盛り込み、ドライバーに対し本県の信号のない横断歩道の停止率の現状を伝えるとともに、横断歩道の停止や歩行者優先について理解が深まる講習を実施するべきと考えますが、警察本部長の見解をお聞きします。
 

A.高木紳一郎 警察本部長

横断歩道は、歩行者が安心して通行でき、かつ、その安全が確保される場所でなければなりません。
そのため県警察では、ドライバーに対し、横断歩道における歩行者優先意識を向上させるため、交通安全教育、交通指導取締り等を推進しております。
運転免許証更新時の講習は、ドライバーの安全意識を高める場として、命の尊さや安全運転の大切さを訴える絶好の機会と捉えております。
歩行者保護の重要性については、現在も、DVDの視聴覚教材を用いるなどして説明を行っております。
県警察といたしましては、議員ご指摘の現状を踏まえ、更なる横断歩道におけるドライバーの意識の向上を図るため、横断歩道に横断歩行者がいる場合の一時停止など、講習指導員の具体的な説明による講習を行ってまいります。
 
 
上記質問・答弁は速報版です。
上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

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