Q.安藤友貴 議員(公明)
高齢者や疾患をお持ちの方など同居している方が陽性となった場合、宿泊施設へ療養し、同居されている方がコロナに感染し、重症化しないように対応しています。
先日、我が団の石渡議員がこのような相談を受けました。陽性となった方は肢体不自由の方で、車いすです。6畳2間の狭い一軒家に高齢者と同居しているため、ホテル療養を希望いたしました。しかし、保健所の回答は「療養施設の入口に関して、陽性者は裏の非常階段から上っていただくことになりますが、可能ですか」と質問されました。車いすの方が上れるわけがありません。「裏の非常階段ではなく別のルートはありませんか」とお聞きすると、「ありません」とのやり取りがあり、結局、自宅療養となり、同居の高齢者は4日後にコロナに感染いたしました。
このように非常階段から上れない方が宿泊療養施設を利用できるように考えられないか、お聞きいたします。
A 山崎達也 保健医療部長
宿泊療養施設は、自立して療養できる方を基本的に対象としております。なお、建物の構造や動線分離の必要などから、陽性者の方を部屋に誘導するに当たり、非常階段をご利用いただく場合がございます。
一方、8月から開設した高齢者支援型臨時施設でございますが、バリアフリー対応としており、車いすのまま入所できるほか、介護士を配置し生活介助を受けられます。
入院以外にもこうした施設の利活用などを検討し、どのような方でも安心して療養していただけるように取り組んでまいります。
上記質問・答弁は速報版です。
上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。