県立高校普通教室の空調設備に係る費用について – 全国都道府県における空調関係の公費化の状況について

Q.安藤友貴 議員(公明)

令和3年9月定例会で諸井議員が御質問されていますが、私の要望や、また、県政に対する疑問点の中にもこの件が多く含まれておりますので、私からも質問させていただきます。
本県では、防音などの観点から県立高校16校は国の負担で空調設備を設置していますが、それ以外の県立高校ではエアコンを保護者で設置しており、設置費用に加え、リース代は契約年数を分割で支払い、使用するその電気代も保護者が負担しています。
今や気温が40度を超える日が頻繁にある中、エアコンは心身の健康を守るために必要な整備です。その設備が県立に設置されているのにもかかわらず、保護者負担になっていることに疑問を感じます。そもそも発端は、学校側からの要望に本県が財政面で応えることができなかったことが始まりです。
それでは、教育長に3点お聞きいたします。
まず、全国都道府県で県立高校における空調の公費化の状況はどのようになっているのか、お聞きいたします。

A.高田直芳 教育長

本県の県立高校普通教室の空調設備につきましては、平成17年度から保護者負担により順次整備をしてきております。
整備当初は全国的に公費による設置事例は多くありませんでしたけれども、近年、他県において公費負担での設置が増加してきております。
県立高校における空調の公費化についての全国の状況ですが、令和4年7月時点で徳島県が行った調査をもとに確認いたしましたところ、普通教室の空調設備を公費で整備している都道府県は、38都府県となっております。
また、この38都府県のうち、36都府県は電気代等の維持管理費につきましてもすべて公費で負担している状況でございます。

再Q 安藤友貴 議員(公明)

全国で本県を含めて北海道、福島、岡山、徳島、香川、鹿児島、プラスアルファ長崎と熊本という今の状況ですが、保護者負担です。今現在では80%が公費という形になっています。長崎県と熊本県、今現在は保護者負担ですが、もう来年度から公費負担にしていくという予定になっています。ということは、来年度で考えると、85%が公費になっていくというような状況です。
この数字を見て、聞いてですね、教育長はどう思われますか、お聞きいたします。

再A 高田直芳 教育長

私も学校で校長をしておりましたので、その際にも保護者の方にお願いをして、ちょうど更新時期を迎えておりましたので、更新のための様々な手続きなどにも御協力をいただいたことがございます。
先ほど申し上げましたように、ほぼ8割9割のところが公費で賄っているということを考えますと、保護者の方に御負担いただいているということは、大変心苦しく思っているところでございます。

上記質問・答弁は速報版です。
上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。

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