東京12号線(地下鉄大江戸線)延伸について

Q.安藤友貴議員(公明)

東京12号線は、(通称)地下鉄大江戸線とも呼ばれ、現在、練馬区光が丘駅まで来ている路線であります。平成28年4月20日に国土交通大臣の諮問機関であります交通政策審議会より、東京圏における今後の都市鉄道の在り方が示されました。ここで、地下鉄大江戸線の在り方に関しては、東京圏が目指すべき姿を実現する上で意義のあるプロジェクトの1つとして位置付けられました。大泉学園町から先の延伸については、JR武蔵野線方面と曖昧な表現ではなく、東所沢駅と明確に記載されました。地元新座市では、新座市都市高速鉄道12号線延伸促進期成同盟会で様々な取組を行っています。市民を巻き込んだ機運醸成のための決起大会や、具体的なまちづくりの構想図を作成し、鉄道・観光・防災の観点から検討を行っているところです。市の動きと比較して、県として具体的な動きが見えません。平成28年答申後から今日まで県としてどのように取り組んできたのかお聞きします。また、今後の取組をどのように考えているのか、以上、企画財政部長にお聞きします。
 

A.砂川裕紀 企画財政部長

まず、「平成28年の答申後から今日まで県としてどのように取り組んできたのか」についてでございます。
東京12号線の大泉学園町から東所沢までの延伸については、平成28年4月の交通政策審議会答申において、都心部とのアクセス向上に資する意義のあるプロジェクトとして位置付けられております。
一方で、答申においては、県内部分の延伸については、事業採算性の確保が課題とされ、まずは沿線開発などの取組を進めることが求められております。
そこで、まちづくりの主体である沿線の地元自治体の取組が重要であることから、県では、答申後から随時、新座市、所沢市と連絡会議を開催しており、今年も5月に開催をいたしました。
会議では、まちづくりの取組の進捗状況について情報共有をするとともに、今後の進め方などの意見交換を行っております。
併せて、県においては、平成28年度、平成29年度とルート計画策定上の課題や事業採算性分析の基礎となる需要動向などについて調査を行い、その結果について連絡会議の場で情報提供をしております。
また、答申においては、東京都と埼玉県に跨る路線であることから、都内区間と県内区間との一体整備について、県と都及び沿線の地元自治体が協調して検討を行うことが期待されております。
県では、答申後から随時、東京都と延伸に向けた取組や延伸地域でのまちづくりなどについて意見交換を行っております。
この意見交換の中では、東京都からは、新規路線の整備については、事業採算性の確保を重視しているとの考えが示されております。
次に、「今後の取組をどのように考えているのか」についてでございます。
県では、新座市及び所沢市との連絡会議の中で、都内区間と県内区間との一体整備に向けて、沿線の地元自治体の連携が重要であるとの認識から、都内の市と区をメンバーに加えて検討を進めることを提案いたしました。
それを踏まえまして、都内を含む沿線の地元自治体からは、まずは、具体的な調査が必要な項目を洗い出すための基礎調査を行い課題の整理を行いたいとの意向が示されております。
県としては、この調査に積極的に協力をしてまいります。
こうした沿線の地元自治体の取組状況を踏まえながら、東京都とも引き続き、意見交換を実施し、東京12号線の延伸に向けて取り組んでまいります。
 
 
上記質問・答弁は速報版です。
上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

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