寄宿舎の改修について

Q.安藤友貴議員(公明)

寄宿舎は、住まいが遠方の場合や家庭の事情で毎日学園に通学することが難しい子供たちが寝食をともにする施設です。寄宿舎がとても古く、子供たちがつらい思いをしているとのお話が多くの方からございました。是非、見に行っていただきたいと要望がありました。早速、5月22日に坂戸ろう学園、29日に大宮ろう学園に伺いました。
坂戸ろう学園の寄宿舎は、児童生徒数76名中44人が、大宮ろう学園は生徒数153名中同じく44人が寄宿舎を利用しています。生徒によっては、週に1泊から4泊と異なります。生徒にとっては正に生活の場です。寄宿舎を視察し、状況を調査しました。結論を先に申し上げます。怒りを通し越して、悲しくなりました。どのような状況か、坂戸ろう学園の寄宿舎の状況をお話しします。写真を見ながら説明させていただきます。
まず、窓のすき間からアリが侵入します。ですので、ガムテープで止めて、これを防いでおります。また、次に照度が足りない、明るさが足りないため、カバーを外しております。このような状況です。また、浴槽の木が腐食しています。さらに、気温の差で窓ガラスが割れています。これが気温の差です、これが何か所もあります。1か所だけじゃありません。また、洗濯機を置くスペースが足りないので、トイレのスペースに洗濯機を入れて使用しています。
訪問時、エアコンは約6割が故障中でした。平成8年に設置後、ずっと使用し続けています。これまで幾ら修理代を使ったのでしょうか。一般的に、20年前のエアコンと現在の製品を比較すると、今は電気代が3分の1から4分の1と言われています。原発も火力発電所もない本県が、原発の大量廃炉時代に向けて貢献できることは電力消費の節減です。空調に関して総点検をすべきと感じました。
また、大宮ろう学園の寄宿舎も、このように壁が剥がれています。こんな感じです。坂戸ろう学園も同じような状況で、何か所もございました。また、同じく大宮ろう学園も洗濯機を置くスペースが足りません。ここで子供たちが生活しているのかと思うと、胸が痛くなりました。今までなぜ改修しなかったのか。教育長、就任して1年がたちました。寄宿舎、まず見に行かれましたか。また、この寄宿舎の状況を聞いて、どう感じますか。すぐにでも改修すべきです。お答えください。
 

A.小松弥生 教育長

大宮ろう学園及び、坂戸ろう学園の寄宿舎につきましては、私もそれぞれ6月12日と21日に現地を確認いたしました。
両校の寄宿舎につきましては、議員お話のとおり、すぐにでも施設の修繕が必要な状態にあると思いました。
このため、結露による天井の水漏れや窓割れ、エアコン、照明などの小規模の修繕等につきましては、ただちに必要な措置を講じてまいります。
また、外壁の塗装や屋根の防水、配管の更新などの大規模改修工事は、概ね30年に一度のサイクルで行っているところでございます。
両校の寄宿舎はいずれも、前回の大規模修繕から24年を経過しておりますので、今年度に大規模改修の設計を行っているところでございます。
設計にあたりましては、学校と十分に意見交換を行いながら、寄宿舎として必要な環境を確保できるよう取り組んでまいります。
 
 
上記質問・答弁は速報版です。
上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

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