朝霞地区4市の県水送水管の耐震化、老朽化対策について

Q.安藤友貴 議員(公明)

浄水場をはじめとしてインフラの老朽化が深刻になっています。目に見える箇所であれば劣化も分かりやすいですが、地下に潜っている埋設管は分かりにくく、また、整備も難しいことが想像されます。
県水送水管は県内に777キロメートルあり、埼玉県の上水の約73.9%を県が賄っています。市町村によっては100%県水の地域もあり、重要な役割を担っています。現在、県水の送水管の耐震化率は40.5%です。県では、耐震化率とは別に、地盤などを考慮した耐震適合率も検討し整備を進めており、その率は現在66.0%と聞いています。
私が住む朝霞地区4市は、県水の依存する割合が71.4%と高く、市民の生命と暮らしを守るライフラインとして極めて重要で、地元も大変関心を持っています。8月26日には、朝霞4市の市長の連名で要望書を知事に提出しています。
ついては、これらの送水管の耐震化と老朽化対策について、現在の進捗状況を公営企業管理者にお聞きいたします。

A 北島通次 公営企業管理者

送水管の耐震化、老朽化対策につきましては、地震による管の離脱や劣化による漏水により断水した場合に、影響が大きい管路を優先して更新をしております。
大久保浄水場から志木市、朝霞市、新座市、和光市に送水をしている共同幹線、新所沢幹線、朝霞幹線の総延長18.7キロメートルのうち、優先的に更新が必要な部分は7キロメートルあり、そのうち荒川横断部の約1.8キロメートルの更新が完了しております。
本年度は、荒川横断部から朝霞幹線に繋がる約1.5キロメートルの調査を実施しているところであり、ルートが決まり次第、更新工事に着手してまいります。
議員御指摘のとおり、地中に埋設した送水管の状況は目に見ることができません。したがいまして、更新時期の見極めには難しい部分がございます。
現在、AIを活用し県営水道の管路全体について劣化診断を実施しているところであり、診断結果を踏まえた効率的な管路更新に取り組んでまいります。

上記質問・答弁は速報版です。
上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。

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