JR川越線荒川橋りょうの複線化仕様での架換えについて

Q.深谷顕史 議員(公明)

JR川越線の日進駅以西の複線化は、川越市民及び産業界の長年にわたる悲願であります。私は、南古谷駅から徒歩10分程度のところで40年以上生活してまいりました。現在、南古谷駅北口の開設と駅舎の橋上化の計画が進んでおり、11月30日からは、相鉄、JR直通線も開業しました。沿線住民の足としてのみならず、都心30キロ圏内の東西交通の軸として重要な役割を担っており、今後の発展性は非常に高いものがあります。
国土交通省の荒川第二・三調節池造成に伴う工事により、複線化よりも先に荒川に架かる橋りょうの架換えが決まりました。私は、本年8月26日に現場を視察し、国土交通省の職員から改めて概要を伺いました。台風第19号では、荒川橋りょうの橋桁下面の高さが計画高水位に対して1メートル低いため、ぎりぎりまで水位が上がりました。橋りょう部分両側の堤防も低いままです。そこで、荒川第二・三調節池事業では、堤防のかさ上げを行うこととしており、そのためには橋りょうの架換えが必要となります。荒川が氾濫すれば、被害は甚大であることは言うまでもありません。一日も早い工事完了を望んでおります。
令和元年度に入り、川越線の複線化について一般質問で取り上げるのは私で5人目であります。その思いをくんでいただくことを念願し、知事にお伺いいたします。
もし単線のまま荒川橋りょうが架け換えられれば、ほぼ永久に複線化はできません。このチャンスを逃さないために、川越市では複線化の早期実現を要望する署名活動も始まりました。荒川第二・三調節池造成に伴う工事の最終年度は2030年、この大事業を勘案すれば時間はもうありません。今こそ知事がリーダーシップを発揮し、川越市、さいたま市と一致結束して、将来の複線化を見越し、複線の幅員を持たせた橋りょうに架け換えるよう国とJR東日本に協力を要請すべきと考えますが、知事の御所見をお伺いいたします。
 

A.大野元裕 知事

JR川越線は、大宮と川越を中心とする県西部方面を結ぶ路線であり、沿線の通勤・通学の足としての役割を果たすなど、地域の重要な鉄道路線です。
議員お話しのとおり、相模鉄道とJR東日本は、11月30日から相鉄本線とJR埼京線の相互直通運転を開始し、一部列車は川越駅まで直通するなど、利便性が向上したところです。
国は、平成28年3月に荒川水系河川整備計画を定めており、荒川第二・三調節池事業の中で、川越線の橋りょうの架換えを予定しております。
一方、複線化につきましては、混雑の状況、沿線開発に伴う今後の輸送状況などを踏まえ、鉄道事業者のJR東日本が判断をするところです。
JR東日本が複線化を検討するためには、沿線開発などによる利用者の増加などが必要となり、まちづくりの主体となる地元市の意向が重要となります。
このため、平成30年11月から県とさいたま市、川越市との打合せの場を設けており、川越線の利用や橋りょうの架換えなどに関する情報を共有し、意見交換を行っています。
さらに、この3者に加え、JR東日本と国も加えた意見交換の場も設けています。
本年11月にも関係5者で、川越線の荒川橋りょうの架換えを含む荒川調節池整備の概要等について情報共有や意見交換を行いました。
JR東日本の見解は、これまでと同様に、現在の利用状況では複線化の必要性は低いとのことでした。
川越線は沿線開発の進展などにより利用者数はこの10年間で約1割増加してきており、今後も沿線の開発が進めば、更に利用者の増加も期待できるものと考えます。
一方で、人口減少社会の到来など、社会環境の変化も考慮しなければなりません。
このため、さいたま市、川越市においては、これまで以上に利用者を増やす取組を検討していただくことが必要と考えます。
川越線の複線化は、首都圏における交流人口の増加につながることが期待されます。
県としても、引き続き、関係者間の検討に積極的に取り組むとともに、地元市と連携し、その意向を踏まえ、橋りょうの架換えを含む複線化について、国及びJR東日本に対し要請を行ってまいります。
 
 
上記質問・答弁は速報版です。
上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

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