2023/7/20
 埼玉県は、資源の再利用などに積極的に取り組み循環経済(サーキュラーエコノミー)を進めようとする県内企業への支援をめざす「サーキュラーエコノミー推進センター埼玉」(さいたま市)を、2023年6月から開設している。推進役を果たした公明党埼玉県議団(蒲生徳明団長)は、同センターを訪れ、利用状況などを聞いた。

 センターは、公益財団法人埼玉県産業振興公社が運営。主に循環経済に興味のある企業を対象にしたセミナー開催のほか、中小企業診断士や廃棄物処理業の経験者などをコーディネーターとして企業にアドバイスする。

 また、県関係部局と連携して国や県の各種補助金を紹介するなど、企業が循環経済につながる事業を実行できるよう後押しする。

 一行は、センター内の相談ブースやデジタル看板などを見て回るとともに、同公社の田中健専務理事(当時)らと懇談。その中で、開設からの1カ月間で約30件の相談が寄せられているとの報告を受けた。専務理事は「サーキュラーエコノミーへの関心が高いと感じている」と手応えを述べた。

 視察後、蒲生団長は「サーキュラーエコノミーはこれからの埼玉県に必要だ。県議団としても推進していく」と語っていた。