| 司会: |
山本団長、今日はよろしくお願いいたします。 |
| 司会: |
はじめに県民の皆様にご挨拶をお願いします。 |
| 山本: |
皆様、こんにちは。埼玉県議会公明党議員団 団長の山本晴造です。
日頃から県民の皆様にはわが党に対しまして、多大なるご理解とご協力をいただいておりますことに厚く御礼申し上げます。
これからもご期待に応えるために、公明党県議団10人が一丸となって働いてまいりますので、何卒よろしくお願いいたします。 |
| 司会: |
早速ですが、上田新知事が誕生しておよそ十ヶ月が経ちますが、上田県政をどう評価されますか。 |
| 山本: |
これまでの上田県政のカジ取りについては、わが党としてもおおむね好意的に受け止めています。
土屋前知事も県政発展に大きな貢献をされましたが、長期政権の中で行政や議会が若干硬直化してしまった面もあったと思います。その意味でも、知事が代わっていろいろな面でフレッシュさが出てきました。
また、上田知事の質素な政治姿勢にも好感が持てます。 |
| 司会: |
公明党は、今後の県政にどのように臨んでいくお考えですか。 |
| 山本: |
はい。マスコミからは早くもオール与党化を懸念する声も聞かれますが、議院内閣制の国政と違い、地方議会には本来与党・野党といったものはないはずです。
知事も議員も県民から直接選ばれた代表ですから、両者が緊張感をもって対峙していくこと、特に議会には行政のチェック機能が強く求められています。上田知事も同じように考えておられると思います。
もちろん「何でも反対」では話になりませんが、お互いが責任ある立場でしっかり議論をしてくことが重要だと考えます。 |
| 司会: |
よくわかりました。ところで、景気は若干明るい兆しが見えてきましたが、本格的回復はまだまだこれからです。県財政も大変厳しい状況が続いていますが、この点に関しではいかがお考えでしょうか。 |
| 山本: |
ご指摘の通り、県財政は引き続き大変厳しい状況にあります。
県税収入はピーク時に比べておよそ1千億円の減収です。県の予算がおよそ1兆7千億円といってもその多くは人件費や公債費などの義務的経費であり、削減が難しい。その意味で1千億円の減収は政策的自由度を奪うもので非常に痛い。歳出をあらゆる面で見直す必要があります。
例えば、今年度から職員の通勤手当が従来の1ヶ月単位の支給から6ヶ月単位に変わりました。これだけで年間2億5千万円の節約となります。
また、県立四病院はこの3年間で累積赤字を解消して、単年度黒字を達成し、一般会計からの繰り入れを平成11年度に比べ34億円も圧縮しました。
病院事業管理者を先頭にした経営改革は高く評価できます。
さらに、少ない予算、同じ予算でも大きな効果を出していくには、何よりも職員のやる気や創造性を引き出す意識改革が重要だと考えております。
以上、申し上げたように、ムダを極力省いて、効率的、効果的に予算を使う。それには職員の意識改革が不可欠だと思っております。 |
| 司会: |
公明党ではこれまでも、職員の意識改革という点を重要視され、議会でも一貫して取り上げてきていますね。 |
| 山本: |
はい。埼玉県の職員は難しい公務員試験をくぐり抜けた大変優秀な人材ばかりです。また、とても真面目なことも間違いありません。
しかし、民間企業と異なって倒産・失業のない公務員の世界ではどうしても現状維持、事なかれ主義といった「お役所的体質」になりがちです。そこをどう打ち破っていくか。
我々議員も含めて職員は「公僕」です。県民のために尽くすという原点を忘れず、創造的な仕事に取り組んでいく県職員であってほしいと願っています。上田知事もこの点については、全く同感のようで、知事が掲げた「3S(スリーエス)」いわゆるスピード・スマイル・
スピリット、これに期待をしています。
また、我々議員も職員の素晴らしい実績については積極的に賞賛していく必要があります。
「議会もきちんと見ていますよ」というメッセージを送ることで、側面から意識改革を応援していきたいと考えています。 |
| 司会: |
行政改革のほかに、公明党として重点的に取り組んでいく政策課題はどんなものがあるでしょうか。 |
| 山本: |
そうですね。県民の皆様の声として、日々私たちに寄せられるものの中では、治安の回復、福祉、医療の充実、教育問題、中小企業支援、さらには身近な県道や河川の改修についてのご意見や要望が多いと感じております。 |
| 司会: |
なるほど。それぞれについての取り組みをお聞かせ願えますでしょうか。 |
| 山本: |
はい。まず、治安の回復という点では、警察官の増員に全力で取り組んでまいりました。本県の警察官の数は急激な人口増に追いつかず、1人当たりの警察官の担当する人口が日本1多い、言い換えれば、県民一人当たりの警察官の数が日本1少ない県というのが現状です。
我が党は国会議員とも連携し、警察官増員を県政の最優先課題として推進中です。おかげさまで16年度も300以上の増員をすることができました。
今後は引き続き、増員を進めるとともに、警官OBの活用やボランティアの皆様のお手伝いをいただくことも治安回復に有効な方法だと思います。
また、信号機の増設も圧倒的に要望が多く、推進していきたいものの1つです。 |
| 山本: |
福祉や医療の充実は、正にに公明党の原点です。
福祉の分野ではたくさんの課題がありますが、主なものとしては、まず、待機者がおよそ1万4千人もいる特別養護老人ホームの大幅増床をはじめ、介護基盤整備を何としても急がなくてはなりません。
同時に、介護を受けなくても良い元気な高齢者を増やす介護予防にも力を入れていきたいと考えています。このほかにも、保育所待機児童の解消、小児救急医療体制のさらなる充実も不可欠です。
また、不妊治療への助成制度がわが党の提案により本年度から始まりました。 |
| 司会: |
教育分野では相変わらず子供たちの不幸な事件が相次いでおり、県民の教育に対する不安感が大きいように感じますが、いかがでしょうか。 |
| 山本: |
おっしゃるとおり、学校教育、特に教師に対する保護者の不満の声を私たちも良く耳にします。多くの先生方は懸命に教育にあたられていると信じておりますが、現実には学力の低下、子供の事件、教員の不祥事などが日々マスコミでも伝えられています。
学校教育ではやはり、先生方1人ひとりの存在が大きい。無理解な批判もあり、先生方も大変かもしれませんが、教育という崇高な使命感に立ち返って、全力で取り組んでいただきたいと思っております。
また、そのための支援策として、さまざまな研修の充実も必要でしょう。
また、学校単位の改革という点では、校長のリーダーシップ発揮のため、東京都が始めたように、教頭と教師の間に「主幹」という、新たな中間管理職のような職を整備するということも必要ではないかなと考えています。
何よりも、教師、保護者、行政がバラバラに努力するのではなく、信頼関係を強めながら、未来の子供たちのために協力しあっていくことが大切だと思っております。 |
| 山本: |
はい。最近の日本経済は、景気回復の兆しが現れてきていると言われていますが、中小企業が99・2%も占める本県においては、まだまだ大変厳しい状況が続いております。中小企業が本当に元気にならなければ、消費回復の足取りも重く、本格的な景気回復もままならないと考えています。
そこで、我が党は、中小企業支援策として、第3者保証人が要らない融資制度を提案しました。
また、昨年の12月定例会で「新たな雇用を創出するための起業・創業環境の早急な整備を求める意見書」を国に提出するなど、我が党は、日々ご苦労されている事業者の皆様の声に極力応えていきたいと考えています。 |
| 司会: |
最後になりますが、団長としての決意や抱負をお聞かせください。 |
| 山本: |
「現場主義」が公明党の結党以来の伝統です。私達公明党議員は毎日のように寄せられる県民の声の中にこそ真実があり、新たな政策課題があると確信しています。
これからもあくまで「県民本位」「現場主義」をモットーに、公明党議員団10人がしっかり団結して、県民の皆さまの負託に応えられるよう、全力を尽くしてまいりたいと思います。 |
| 司会: |
埼玉県議会公明党議員団の山本晴造(やまもと せいぞう)団長に、県政に対する取組方針などについて伺いました。 |
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