「北関東観光連合」について

Q.西山淳次議員(公明)

私は、平成26年2月定例会代表質問で、茨城、栃木、群馬の3県に本県が加わり、北関東の4県が連携共同して観光振興に取り組む「北関東観光連合」を提案しました。知事からは、とても良いアイデアをいただいた。茨城、栃木、群馬3県の観光推進協議会の仲間に入りたいと、前向きな答弁をいただいております。その後、平成28年2月定例会でも私は、茨城、栃木、群馬の北関東3県は埼玉県を兄貴分的存在として見てくれていることを紹介し、せっかくだからもっと北関東3県と各種の政策で連携強化すべしと訴えました。
先日、茨城県出身の方から、こんな話を聞きました。茨城県の若者は、いきなり東京にデビューするのはちょっと怖いので、まずは大宮でトレーニングをしていくとのことです。以前、テレビ番組で茨城県出身の俳優の渡辺徹さんが同じ話をしていましたが、埼玉は北関東3県の兄貴分という都市伝説は本当だったなと思いました。実は、本県の立川公営企業管理者は若かりし頃、その渡辺徹さんの家庭教師をされていたそうです。やっぱり御縁が深いんだなと思いました。
折しも、圏央道の久喜白岡ジャンクションから茨城県つくばジャンクションまでが平成29年2月に開通したことにより、関越・東北・常磐の各高速道が圏央道で直結されました。4県内の移動は飛躍的に便利になりました。知事、このチャンスを捉え、北関東観光連合を再度推進していただきたい。平成26年の私の提案のときは、知事に食いついてはいただきましたが、その後の具体的進展がいま一つのように感じております。
例えば、4県の県民のみに特典がある旅行のクーポン券を相互に発行できれば、大きな話題を呼ぶこと間違いなしです。それには、まず兄貴分の本県が茨城、栃木、群馬の3県に積極的にプロポーズしなければ駄目です。でも、上から目線では駄目です。まずは、秩父の旅館に4県観光担当者を招待をして、次は草津、那須、大洗と各県で合宿を重ねて同志的結合を図り、アイデアを練っていく。是非、このくらいやっていただきたいと思います。上田知事、圏央道が北関東4県を完全に結んだこの好機を捉え、北関東観光連合を積極的に推進することを私は再度御提案をいたしますが、いかがでしょうか。
 

A.上田清司 知事

本県をはじめ北関東4県には、自然、温泉、歴史・文化など魅力的な観光資源が数多くあります。
この観光資源を活用して北関東4県がしっかり連携し、観光振興の取組を進めることは大変重要です。
平成26年2月定例県議会で、議員から北関東観光連合についての御提案をいただいた後、早速、茨城県、栃木県、群馬県に本県との連携のお話をさせていただきました。
その後、各県が行う観光キャンペーンで、ほかの県の観光PRも合わせて実施するなど、連携した取組を行うようになりました。
北関東4県で茨城空港利用促進等協議会に参加し一緒に旅行会社を訪問するなど観光客誘致に取り組んでいます。
これらに加えて栃木県、群馬県との連携では、世界遺産や無形文化遺産をテーマに日光の社寺や富岡製糸場、そして細川紙を紹介する多言語パンフレットを作成し、3県で連携し国内外に積極的にPRをしています。こうした取組の結果、香港の大手旅行社のツアーとして袋田の滝、草津温泉、日光、川越などを周遊する団体ツアーが通年で販売されるようになりました。
議員前回の御提案以降、現在では民間の観光事業者の取組としてそれぞれの県民の日に割引サービスなどが受けられる取組が行われています。
例えば埼玉県民の日には、大洗水族館、伊香保グリーン牧場、那須サファリパークなどに割引料金で入場することができます。
宿泊施設においても県民向けの格安宿泊パックなどが販売されています。
議員のご提案も含め、この流れが更に一層広がるよう努めてまいります。
 
 
上記質問・答弁は速報版です。
上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

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